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・情弱のためのネット徘徊~投稿時の注意点

0.はじめに
目的や内容は個人の趣味なので言うことはない.
違法なものでも構わないが,多くの場合リスクに見合う見返りはないので,よく考えたほうがいい.
以下では,人生が狂わないようにするための注意点について触れる.

1.実名か匿名か
社会的地位を利用する場合や日々の出来事を書く場合確実に実名が有利であろう.
前者については影響力をそのまま維持でき,後者についてはより閲覧者の興味を引くからだ.
しかし,一般的に許容されない言行をとれば,実生活でも酷い目にあう可能性がある.
武勇伝たる違法行為を得意げに書いてしまった,言ってはいけないことを言ってしまった・・・などなど,不注意で痛い目にあう.
場合によっては再起不能のダメージを受けかねない.
だから,特にこだわりがなければ匿名にしとくべきだ.
いざとなれば,放置なり,削除なりして逃げ出せばいい.
ファンが出来れば,個別にコミュニケーションをとれば済むのだから.

2.情報を管理する
実名か匿名かにかかわらず,出す情報は管理すべきだ.
自分の顔や体,自宅周辺などの写真,自宅が○○から何分,出身校,職場など個人を特定されかねない情報は避けたほうがいい.
単独での特定はできなくとも,他の情報とクロスさせることで特定される可能性は否定できない.
ブログ,SNS,Twitter,各種フォーラム,学校・会社のサイト,掲示板,オークションサイトの履歴などなど塵も積もればなんとやら.
バレるといざというときに逃げ出せなくなる.
注意せよ,ここにはν速,vipper,鬼女あるいは暇人など他人の不幸が楽しくて仕方ない連中が腐るほどいるのだ.

3.分かりやすく書く
詩や小説といった特殊なものを除けば,我々の書き込む情報の多くは,相手に的確にその情報を伝えてこそ意味がある.
しかし,言うまでもなくこれは非常に難しい.
だから,出来るだけ気をつけて書き込むべきだ.
日常会話では「○○だと思う」「○○だ」と言いっぱなしで問題ない,というかそのほうが好ましい.
が,そこから離れて,例えば会社でのミーティング,営業,学校での授業,講義など,通常ある主張には理由,根拠,そして証拠が必要とされる(8割願望だったり・・・).
ネットでも同じで,言いっ放しでは伝わらない.
そして,相手にされない.
そして,ファビる.
そんな風になりたくなければ,書き込む際は,最低限「××だから○○だ!」の××部分を忘れずにつけること.
あなたが「○○」と思った,考えた,感じた理由は,必ずどこかにあるので,お願いだから見つけてあげて・・・.

4.好意的かつ批判的に
あなたの投稿に誰かがコメントをつけたり,返信してくれたとしよう.
それにどう反応すべきだろうか?
肯定的な意見であれば,嬉しく思うはずだ.
反面,批判的な意見であれば,頭にきたり,不快な思いをするかもしれない.
とはいえ,批判的な意見であってもとりあえず感謝すべきだ.
無視しとけばいいのに,わざわざレスしてくれたのだから.
したがって,内容にかかわらず,とりあえず好意的な反応を示さなくてはならない.
ただし,これは無条件で相手の意見に与することを意味しない.
批判的なものには納得いかなければ反論すべきだし,肯定的なものであってもおかしな意見であれば突っ込むべきだ.

5.他人のレスを削除するときは
他人のレスを消すときには,注意しなくてはならない.
特にあなたにとって不都合な意見を削除するときは,石橋を叩いて壊す・・・そのぐらいの注意が必要である.
なぜなら,そのことによって第三者から不公平な人間だと思われかねないからだ.
忘れてはならない,あなたには反論の機会が常にあることを.
それでも,削除したいなら,あらかじめ対象を宣言しておくと少しはマシなるかもしれない.
例えば「誹謗・中傷の類は削除します.」とか「サイトの趣旨に反するものは削除します.」とかガイドラインを示しておけば,第三者の反応は和らぐからだ.

6.話の通じない人への対処法
相手は多分下等な電子生命体なので,
(1)目を合わせない
(2)無視する
(3)死んだ振り
などで時間を稼げば,飽きてどこかへ行くはずだ.
間違っても餌付けしてはならない.

7.“改竄”しない
一度公開してしまえば,誰に見られているか分かったものじゃない.
そして,いつ誰が保存したかも分かったものじゃない.
こっそり書き換えても,元の情報がどこかにあるかもしれないのだ.
そうすると,元の情報で批判される上,改竄したことでも批判されるという事態に陥りかねない.
炎上してしまったものを鎮火の目的で削除or改竄しても火に油を注ぐだけだろう.
甘い見通しで「喉元過ぎれば熱さ忘れる」というある民族の特性に期待するのは危険だ.
だから,簡単な誤字脱字以外は,書き換えるべきではない.
仮に考えが変わったり,過ちを認めて謝罪するのであれば,元の記事を残した上で行う必要がある.
具体的には,当該箇所を打ち消し線で消す,記事の最後に更新日を明記して書き足す,元記事についての全く別の記事を書くなどが考えられる.
「七戒」のようにはいかないことを肝に銘じなければならない.

8.“送信”前に一呼吸
つらつらと情報を打ち込んだ後,送信ボタンを押す前にもう一度考えて欲しい.
その文章は誤解を招かないか?
自分の意図しない反応を呼び起こす可能性はないか?
反対意見が書き込まれても受け入れる度量は持っているか?
懸念があれば,考え直す時間はいくらでもある,クリック前ならの話だが・・・.
by ssor | 2010-10-29 18:24
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