無題

潜在的ナチス支持者のはてな民のみなさま、こんにちは。
ttp://anond.hatelabo.jp/20110725004759

少数派であることを自覚せず自らを多数派と錯覚しており,情強気取りだが知性の欠如してるはてな民・・・そんな彼らの特徴がモロにでてる記事.
"はてな民"で検索すると上位に出るほどの勢いで面白そうな話をしているので,収束しつつある中ちょっと考えてみる.

いきなりナチの事例を引っ張って印象操作をしてみるがその後の構成がアレなので一切効果がないのは一目見てわかる.
細かく読んでもよくわからないので,すっ飛ばして要約部分(便宜的にナンバリング)を見てみる.

1.出生前診断による中絶は違法であり、そもそも道義的にも問題がある。容認できると思ってること自体問題。
2.誰でもいつでも障害者になり得るのに、中絶で問題を隠蔽できていると思うこと自体が滑稽。
3.障害者の人生は生きるに値しないほど不幸なものなんて思想は偏見に満ちたもので極めて差別的。
4.障害者の家族が不幸だなんてのも偏見。俺自身、自分の子供時代が不幸だったとは全く思わない。(7/27追記)
5.それでもそんなことに耐えられないなんて思う奴は親になる資格ないから子供なんか作るな。(7/27追記)
6.世の中に不満があるならまず変えるように努力しろ。権利の上に眠る者は権利に値しない以前に生きられないことだってある。

1については,法理論展開して違法性を主張しているがもうちょっと踏み込みが欲しいか・・・.
全体としてみると経済的困窮による中絶を拡大解釈した結果,違法とはいえない状態になっている.
そして,母体保護法の規定が堕胎罪の違法性阻却事由として機能しているため,個々の事例を見ても違法ではない.
優生保護法→母体保護法の経緯を考えると,経済的困窮の拡大解釈がダメって言うんならその通りだが,障害者を育てるだけの資力がないって妊婦が言っちゃうとなぁ・・・.
道義的に問題かどうかは保留.

2については,健常者=潜在的な障害者という仮定で健常者と障害者の壁をなくす誘導を試みているが,例によって自己都合の仮定でついていくことができない.
そこを受け入れても先天的に100%障害者なのと後天的にどの程度障害を持つ確率があるか不明なノーマルな人を比較するのが間違いだろう.
それにしても,「誰でもいつでも○○になり得るのに、××で問題を隠蔽できていると思うこと自体が滑稽」の汎用性の高さがすごい.
「誰でもいつでもキノコの山派になり得るのに、売上比較で問題を隠蔽できていると思うこと自体が滑稽」
「誰でもいつでも無職になり得るのに、ハロワで問題を隠蔽できていると思うこと自体が滑稽」
「誰でもいつでも被曝者になり得るのに、ただちに問題はないで問題を隠蔽できていると思うこと自体が滑稽」
「誰でもいつでもロリになり得るのに、児ポ所持摘発で問題を隠蔽できていると思うこと自体が滑稽」

3については思い込みの域を出ない.
幸せと感じるか不幸と感じるか障害の有無と関係ないし,ヘレン・ケラーや乙武洋匡なんて一部の人を引っ張り出して無理矢理一般化なんて阿呆にもほどがある.
ちなみにパイロット(航空身体検査マニュアル)→ttp://www.aeromedical.or.jp/manual/manual_10.htm
ついでに宇宙飛行士(pdfの募集要項)→ttp://iss.jaxa.jp/astro/select2008
裸眼視力がアレなことになってる私から見ると事実誤認でレッテル貼るとかこいつ差別主義者なんじゃね?って感じ.

4で今度は家族の問題を出すが,これも個々の事例次第.
介護を愛する家族のためにやってて幸せだと感じる場合もあれば,もうやだっ!→グサッザクッザクッザクッザクッ!!!ってなる場合もある.
弟さんのことがあるようだが,だとしても下の追記の方で引用されてるようにまさにマッチョな発想.

なんか飽きてきたし・・・.
5に至っては「だから中絶するんじゃないっ!」ってヒステリックな反論が正論に聞こえてしまう.

最後の6で自分に自分で突っ込みいれて落としてるのかと思ったが,追記でちまちまやってるあたりガチだったようだ.
がんばっても世の中って変わらないんですよ・・・それすら力不足っていうんならそうなんだろうけど.
ガンダム作るために兆単位の国家予算つけるようにしたり,枠の内では公正な競争がされるけど枠の内外だと不公正極まりない各種規制を取っ払ったり,
ネットを現実の延長と捉えられない人たちに妙な規制を掛けられないようにしたり,8時間,週5日,約40年働いたら安心して人生を送れる社会にしたり,
警察から役所に出向してきたお役人がアレな条例案作ってまともな議員のいない議会でそのまま制定するのやめさせたり,
インチキだらけの電力会社を始末できる制度を作ったり,サイバーパンクな時代が来るように湯水のように税金使ってもらったり,なかなか難しい.
余談だが,この「権利の上に眠るものは保護に値せず」って有名な法格言なんだけど,普通は民放の消滅時効についての話で人権云々に拡大するとおかしなことになってくるので注意が必要.
これについては丸山眞男がやらかした気がしなくもないと思っているが,調べたことないので妄想の域を出ない.
学者でも平然と言ってる人がいるから困る.

とりあえず,長いので中断.
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by ssor | 2011-07-27 04:44
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